SAFETY GUIDE · SIDE EFFECTS

PrEPの副作用安全性について

HIV予防薬PrEPの副作用・安全性・腎機能への影響について、
北梅田SKクリニックの専門医が詳しく解説します。

医師監修
最終更新:2025年1月
エビデンスに基づく情報

Safety Overview

主要な安全性データ

重篤な副作用
消化器症状(初期)3〜5%
腎機能への影響軽微
骨密度への影響可逆的
臨床試験の安全性確認99.7%

3〜5%

消化器系副作用 発生率(初期のみ)

12週

定期検査の 推奨間隔

99.7%

安全性確認済み 臨床試験参加者

腎機能

定期モニタリング が必要な項目

可逆的

副作用の多くは 服薬中止で回復

SIDE EFFECTS

PrEP服用で起こりうる一般的な副作用

PrEP(HIV予防薬)の副作用の多くは軽度で一時的です。服用開始から数週間以内に改善するケースがほとんどで、適切な医学的管理のもとでの使用において安全性は世界的な臨床試験で確認されています。

吐き気・胃部不快感

軽度
発生頻度約10〜15%
1〜2週間で改善

PrEP(HIV予防薬)の服用開始初期に多く報告される副作用です。食後に服用することで胃腸への負担を軽減できます。多くの場合、体が薬に慣れるにつれて1〜2週間で自然に改善します。

食後の服用・少量の水で服用

頭痛

軽度
発生頻度約5〜10%
数日〜1週間で改善

PrEP服用開始後に軽度の頭痛が出ることがあります。市販の鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)で対処可能です。十分な水分補給と規則正しい睡眠を心がけることで予防効果が期待できます。

十分な水分補給・規則正しい睡眠

疲労感・倦怠感

軽度
発生頻度約5%
1〜2週間で改善

HIV予防薬の服用開始直後に軽い疲労感を感じることがあります。体が薬に適応する過程で起こる一時的な症状です。十分な休息と栄養バランスの良い食事を心がけてください。

十分な休息・バランスの良い食事

下痢・腹部膨満感

軽度
発生頻度約5%
数日〜1週間で改善

消化器系の軽い症状が出ることがあります。食事と一緒に服用することで軽減される場合が多いです。整腸剤の併用も可能ですので、気になる方はご相談ください。

食事と一緒に服用・整腸剤の併用可

めまい・ふらつき

軽度
発生頻度約2〜3%
数日で改善

軽度のめまいやふらつきがまれに報告されています。就寝前の服用に切り替えることで日中の影響を最小限に抑えられます。症状が強い場合は無理をせず、速やかに医師にご連絡ください。

就寝前の服用に変更・無理をしない

副作用が出た場合の対処

PrEPの副作用が気になる場合は、自己判断で服用を中止せず、担当医にご相談ください。PrEPオンライン診療では、いつでもフォローアップ相談が可能です。副作用の多くは一時的なもので、適切な対処により服用を継続できます。

オンライン診療で相談する
KIDNEY SAFETY

PrEPと腎機能|定期検査で管理

PrEP(HIV予防薬)に含まれるテノホビルは腎臓から排泄されるため、定期的なモニタリングを推奨しています

腎機能への影響とは

PrEPに含まれるテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)は、まれに腎尿細管に影響を与える可能性があります。適切な医学的管理のもとでの使用において、安全性は長期的な研究で確認されています。

臨床的に問題となるケースは極めてまれ

服用中止後に腎機能は回復する傾向

既存の腎疾患がある方は要注意

定期的な腎機能検査を推奨

処方継続基準

60mL/min

eGFR 以上で継続可能

eGFRが60mL/min以上であることが継続基準です。異常時は速やかに対応します。

PrEP処方前に確認が必要な方

  • 腎機能障害の既往がある方
  • eGFRが60mL/min未満の方
  • 腎毒性のある薬剤を併用中の方
DRUG INTERACTIONS

PrEPと他の薬の飲み合わせ

HIV予防薬PrEPは比較的薬物相互作用が少ない薬剤ですが、一部の薬剤との併用には注意が必要です

注意が必要な薬剤

注意 /3件

腎毒性のある薬剤(NSAIDs長期使用など)

テノホビルと併用すると腎機能への負担が増加する可能性があります。短期使用は問題ありませんが、長期併用は医師の判断が必要です。

アミノグリコシド系抗菌薬

腎毒性のリスクが高まるため、併用時は腎機能の頻回モニタリングが推奨されます。

一部の抗ウイルス薬(アシクロビル高用量)

腎排泄が競合する可能性があります。高用量使用時は注意が必要です。

併用禁忌

禁忌 /2件

アデホビル(B型肝炎治療薬)

テノホビルと同じ作用機序を持つため、併用は禁忌です。B型肝炎の治療中の方はPrEP処方前に必ずお伝えください。

他のテノホビル含有製剤

テノホビルの二重投与となるため併用できません。HIV治療薬を服用中の方はPrEPの対象外となります。

安全に併用可能

安全 /3件

一般的な鎮痛剤(アセトアミノフェン)

PrEPとの相互作用は報告されておらず、安全に併用できます。副作用の頭痛対策にも使用可能です。

経口避妊薬・ホルモン剤

PrEPとの薬物相互作用はなく、安全に併用できます。

アルコール

直接的な相互作用はありませんが、過度の飲酒は服薬忘れのリスクを高めるため適度な摂取を推奨します。

お薬手帳をご準備ください

PrEPオンライン診療の際は、現在服用中のすべての薬(サプリメント含む)をお伝えください。お薬手帳の画像をオンラインで共有いただくことも可能です。医師が安全性を確認した上で処方を判断いたします。

REGULAR TESTING

PrEP服用中に推奨される定期検査

PrEP服用中は定期的な検査を推奨しています。HIV感染の早期発見と薬剤による副作用のモニタリングのため、医師の判断に基づき必要に応じて検査を行います。

HIV抗体検査

必須
定期的に実施

PrEP服用中のHIV感染の有無を確認。陽性の場合はPrEPを中止し、適切な治療に移行します。

腎機能検査(eGFR・クレアチニン)

必須
定期的に実施

テノホビルによる腎機能への影響をモニタリング。eGFR 60mL/min未満の場合は処方を見直します。

B型肝炎検査

推奨
初回・必要時

B型肝炎ウイルスの感染状況を確認。PrEP中止時のB型肝炎再燃リスクを管理します。

性感染症検査(梅毒・C型肝炎等)

推奨
定期的に実施

PrEPはHIV以外の性感染症を予防しないため、定期的なスクリーニングを推奨しています。

肝機能検査

推奨
定期的に実施

薬剤による肝臓への影響を確認。異常値が出た場合は速やかに対応します。

MEDICAL NOTICES

PrEP処方における医療上の注意事項

HIV予防薬PrEPを安全にご利用いただくために、処方前・服用中・中止時の重要な注意事項をまとめています

01

PrEP処方前の健康チェック

  • HIV検査で陰性であることの確認(陽性の場合はPrEP不可)
  • 腎機能検査(eGFR 60mL/min以上が必要)
  • B型肝炎ウイルスの感染状況確認
  • 現在の服薬状況・アレルギー歴の確認
02

PrEPを処方できない場合

  • HIV陽性の方(耐性ウイルス発生のリスク)
  • 重度の腎機能障害(eGFR 60mL/min未満)
  • テノホビル・エムトリシタビンにアレルギーのある方
  • B型肝炎の急性期にある方
03

PrEP服用中の注意事項

  • 毎日同じ時間に服用する(効果の維持に重要)
  • 自己判断で服用を中止しない
  • 定期検査を推奨します(3ヶ月ごと)
  • 体調の変化があれば速やかに医師に相談
04

PrEP中止時の注意

  • B型肝炎キャリアの方は中止後に肝炎が再燃する可能性
  • 中止後もHIVリスクがある場合は他の予防法を検討
  • 必ず医師の指導のもとで中止する
  • 中止後1〜3ヶ月は経過観察が推奨

北梅田SKクリニックの安全管理体制

処方前の詳細な問診・検査から、服用中の定期モニタリング、副作用発生時のご相談対応まで、包括的な医療サポートを提供しています。

オンライン診療を予約
よくある質問

PrEP副作用・安全性に関するFAQ

HIV予防薬PrEPの副作用・安全性・腎機能について、患者様からよくいただく15の質問にお答えします。

その他のご質問は、オンライン診療時に医師に直接ご相談いただけます。

医師による安心サポート
Consultation

副作用が心配な方も、まずはご相談ください

PrEPオンライン診療では、副作用のリスクや対処法について医師が丁寧にご説明します。北梅田SKクリニックが、処方前の不安解消から服用中のフォローアップまで安心のサポートを提供します。

監修:北梅田SKクリニック 院長 木内俊一郎

所在地:大阪市北区茶屋町

最終更新日:2026年4月

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